中小企業診断士
- コンサルタント系では唯一の国家資格
- 企業経営の全般にわたる知識が必要とされる
- 企業内でも経営に近い企画職などで評価が高い
- コンサルタントとして独立も可能
- 試験は年に1回行われ、1次試験合格者のみ2次試験に進める
就活生が中小企業診断士の資格を取得するメリット
難関資格のため評価が高い
- 合格率が低いため、学生で取得すると高評価を受ける
- 難関資格のため合格すると、学歴の低さをカバーできる
企業経営全般に関わる知識が身につく
- 財務、法務、ITなど広範囲にわたる知識が身につく
- 論述試験もあり、企業経営に関する主な論点を把握できる
就活生へのおすすめポイント
中小企業診断士は試験範囲が財務・会計から法務、IT、経営理論など広範囲にわたります。
また難易度も高く、1次試験、2次試験とも合格率は20%程度です。
2次試験は1次試験合格者のみ受験できるので、トータルの合格率は5%程度となっています。
(1次試験には合格有効期間があり、この期間内に2次試験を受験します。)
このため中小企業診断士に合格するには、合計で1,000時間から1,500時間以上の勉強が必要といわれています。
(1日3時間勉強したとしても、1年で合格するには、一ヶ月で2〜3日しか休めない計算)
ただし、勉強する価値は多いにあります。
特に企画職などで経営に近い位置で働きたいと考えているのであれば、勉強することをオススメします。
「中小企業診断士」という名称から独立してコンサルタントとして働くことをイメージするかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
企業内で社員として働いて、その知識を活かす人も数多くいます。
また、難関な資格だけに企業内でも保有者の評価は高くなります。
金融業(特に銀行)などでは、推奨資格としているところも多くなっています。
(私もこの資格を保有しているのですが、試験合格者がうける実務補修では、銀行の人が多く出会いました。)
難関な資格といっても、受験しやすくなっています。
かっては、1次試験では全科目同時に合格しなければなりませんでしたが、制度改正により科目別の合格制が取り入れられています。
現在は全7科目なので、1年目に4科目合格して、翌年に3科目合格するということも可能です。
(1次試験がすべて合格した後で、2次試験を受けることになります。)
学生のうちに数科目だけでも合格しておくのもイイかもしれません。
やりがいのある資格ですので検討してみてください。