販売士とは
- 百貨店などでの販売の仕事に関する資格
- 「簿記」の試験を行っている商工会議所が主催
- 流通業界で唯一の公的資格となっている
- 1級から3級の3段階に分かれ、2級3級はそれぞれ15,000人程度の受験者がいる
- 試験の合格後も5年ごとの更新制となっている
就活生が販売士の資格を取得するメリット
流通業界の知識が身につく
- 資格の勉強を通して流通業界に関する知識を身につけることが出来る
- 就職後に必要となる基礎的な知識を得ることが出来る
面接などでアピールできる
- 自ら学ぼうとする意思と行動力があることをアピールできる
- 面接で話すネタ(勉強を通して知った流通業界に対する考えなど)が得られる
就活生へのおすすめポイント
販売士の合格率は、2級と3級の場合、50%から60%と比較的高いのが特徴です。
また、販売士1級は合格率が10%から20%程度ですが、店長、経営者クラスを対象としているため、実務経験のない学生が取得しても、あまり評価されません。むしろ、「理論だけが先行している」と考えられ、マイナスの印象を与えるかもしれません。
それでも、2級か3級であれば取得するメリットがあります。
それは、資格の勉強を通して、流通業界の仕組みを知ることが出来ることです。
流通業界は、日常的に買い物をする人にとっては、身近な存在です。
ただし、消費者としての経験では、なかなか「業界」の仕組みを知ることはできません。
(アルバイト経験はアルバイト先に固有な習慣かもしれません。)
販売士の資格の勉強の良いところは、
一般的な流通業界の仕組みを知ることが出来ることです。
資格の勉強をすれば、必ずこれまでに知らなかったことが出てきます。
「それを知ってどう思ったか?」が、面接のときの話のネタになります。
「流通業界に対する問題意識」と言うと大げさに聞こえますが、自分の経験(資格の勉強)を通して、感じたことは、面接官の気持ちに「刺さる」話となるはずです。
資格を取得することよりも、こうした観点で販売士の勉強は参考になるといえます。
あわせて比較したい ヒューマンの通信講座 『登録販売者』