ニュース時事能力検定は就職活動に役立つか?
ニュース時事能力検定(ニュース検定)が就職活動でどのぐらい役立つか調べてみました。
就職活動では入社試験で時事問題が出題されることがありますが、ニュース検定は第三者機関(日本ニュース時事能力検定協会)が主催している検定試験です。
級は1級から5級まであり、大学生が対象となるのは主に1級と2級。公式サイトでは準2級にも対象として大学生が含まれていますが、就活で使えるレベルとなると1級か2級です。
ニュース時事能力検定の概要
ニュース時事能力検定のレベル
- 1級…2級レベルの力を基に、世界的・歴史的な視点で現代社会を位置づけられる(受検対象目安…大学生・一般)。
- 2級…新聞やテレビの主要なニュースを、背景も含めておおむね理解し、生かせる(受検対象目安…高校生、大学生・一般)。
- 準2級…高校の公民科の「現代社会」「政治・経済」で学習したことを生かせる(受検対象目安…中学生、高校生、大学生)。
公式サイトより(3級から5級は割愛)
出題方式、合格率など
級 | 出題方式 | 設問数 | 試験時間 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
1級 | マークシート+記述 | 45問 | 50分 | 7.7% |
2級 | マークシート | 45問 | 50分 | 48.0% |
準2級 | マークシート | 45問 | 50分 | 36.8% |
※1…合格率は2019年度のデータ。
1級は記述式の試験も含まれることから合格率が低くなっており、2級との合格率にかなりの差があります。
それだけ1級に合格していれば他の就活生と差別化を図ることができるのですが、それが就活に役立つかというと、志望業界により異なります。
ニュース時事能力検定が就活に役立つケース
マスコミなどニュースと関連の深い業界を志望している場合は、ニュース時事能力検定は就活に役立ちますが、それ以外の業界であればそこまで時事能力は必要とされません。
社会人として最低限のことを知っていれば良いと考えている業界であれば、合格率が低いニュース検定1級を取得してもそんなに評価されません。
検定試験勉強の「費用対効果」という点で考えれば2級で充分。
もっと言えば、検定は受けなくても入社試験の時事問題に答えられれば十分です。
時事問題対策として活用すると役立つ
就職試験では時事問題は定番です。どの業界でもそれなりに出題されます。
そうした時事問題対策の勉強として、ニュース時事能力検定を活用するのはアリです。
ニュース検定には公式テキストがあり、時事問題の勉強にはこれを活用するのが効率的です。
検定を受けなくても、時事問題対策として活用すると役に立つので参考にしてみてください。
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